不登校と「ネット中毒(ネット依存症)」

不登校と「ネット中毒(ネット依存)」

よく「不登校の子はネットにばかり依存しているから、いつまでたっても不登校が治らないんだ」「ネット依存が長期化すると脳までおかしくなる」と言われます。また、「ネット中毒ネット依存)の子はキレやすい」と言われたり、「ネトゲ廃人(ネットゲーム廃人)というネット用語もあるぐらいです。

たしかに、夜型中心でネットをしている子は、朝起きに支障をきたすという理由で「夜中にネットをしているから朝起きられずに不登校(ネット依存が原因で不登校に)」と結びつける親御さんもおられますし、「(勉強もせずに)起きている間はずっとネットに依存している」という嘆きの声もよく聞かれます。

 

ただし、不登校のカウンセリング治療を通して言えることは、

「ネットの話題は使い方ひとつで良薬にもなる」ということです。

 

不登校中にネットをしている子の本音は様々です。不登校のカウンセリングを親御さんと一緒にすすめていると、意外とネットを有効利用できることがあります。ネットの話題をうまく利用して親子の関係が改善することもしばしばです。逆に、自分の親が頭からネットを否定していると子どもさんが感じるだけで、不登校再登校の話題をいっそう避けたがる子もいます。その意味では、親との会話や干渉を避けるためにネットに依存しているということはあるかもしれません。

不登校のカウンセリング治療では、ネット中毒(ネット依存)・スマホ依存・ケータイ依存は、不登校問題解決のために避けては通れない道(=話題)と言えるでしょう。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)