中学生や高校生に多い「非行+不登校」

【夏休み明けから不登校になった非行の子】

一学期は「不登校」だけが悩みだった子が、夏休みのうちに非行傾向に走り、とうとう新学期には茶髪・金髪・ピアスで学校に行こうとする子が急増します。まさに「魔の夏休み」すね。 

クラブに打ち込んでいた子も、中学三年や高校三年になれば引退。また、入学してすぐにクラブに入ったものの夏休みの練習や合宿などで心が折れてしまう子がいます。

特に、今年の夏は連日猛暑で、熱中症で倒れるというニュースを何度も耳にしました。不登校のカウンセリングに通っておられるご両親からも、同様の話をきくと「非行に走ってしまわないかなー」という不安がカウンセラーの頭をよぎります。それほど、長年打ち込んできたクラブを引退したり、クラブに挫折したり、そこに夏休みという条件が合わさってしまうと、まさに最悪の組み合わせになりかねないのです。

もともと非行傾向の子でなくても「夏休みだけ茶髪にしたい。新学期の前には染め直すから」と親にせがむ子が多いというのはよくあることです。やはり思春期ですから、オシャレや個性を出したくなる時期なのでしょう。親の方も「夏休みだけならということで許してしまいがちになります。ところが新学期が近づいてきても一向に髪を黒色に戻さない・・にわかに両親の頭に「もしかして、このまま非行に走ってしまうのでは?」という不安がわきあがってきます。

夏休みと言えども親は仕事。お盆休みもせいぜいお墓参りや両親の実家でのんびり過ごすだけ。中にはお墓参りや帰省を嫌がる子もいます。このように、夏休みの間に「暇だなー」「退屈だなー」という気持ちがうっ積してくると、だんだん気持ちが「家」から「外」の方に向き始めてしまうのです。そこに、不良・非行の子からの誘いがあれば万事休す。不良・非行の子と遊んでいるうち、今ままでとは違う世界を経験したり、みんなから歓迎されることで、「家よりこっちの方が楽しいや」という気持ちに発展してしまいます。この状況を変えられないまま新学期が近づいてくる「真面目にやるのは馬鹿らしいなー」と考えてしまいかねません。

不登校や非行のカウンセリングに通っていただければ、早期のうちに上記のような状況は予測がつきます。それは、他にも同様のカウンセリングを受けておられる子がたくさんおられるからです。老舗のカウンセリングのメリットはなんといっても治療経験・相談経験の多さでしょう。細かなアドバイスはカウンセリングを進める上で、その子その子に応じたものになりますが、大きな枠組み=「非行傾向の子のパターン」はほとんど同じです。

非行友達にどっぷりつかってしまえば、再登校どころではありません。「いつ警察から連絡があるか」「夜中に外で悪さをしてるんじゃないか」と寝つきの悪くなる親御さんや、うつ状態になってしまう親御さんも少なくありません親御さんの精神衛生のためにも「不登校・非行」のカウンセリングは一日でも早く相談をスタートしていただくことをお勧めします。

 

淀屋橋心理療法センター

(大阪府豊中市寺内2-13-49-201。大阪・新大阪駅より、地下鉄御堂筋線+北大阪急行線利用)

所長 福田俊一(精神科医・神経科医・心療内科医)

担当カウンセラー 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)