対応の難しい【中学生の不登校】

中学生の不登校は、小学生や高校生の不登校と比べ、一番対応が難しい年頃だと言えます。淀屋橋心理療法センターでも中学生の不登校のカウンセリングの相談が高校生と同じぐらい多いのです。                    「留年」「進級」が関わってくる高校生に比べ、中学生は不登校といえども進級はできます。なのに「中学生の不登校」のご相談が多いのはなぜでしょうか。

一つには、中学生は「中二病」という言葉も生まれているぐらい、独特の考え方や凝り固まった考え方をしやすい年頃です。不登校の中学生の子に「頑張って登校しろ」「細かな事は気にするな」といったところで反発ばかり。かといって、いまだに不登校の対応の代名詞のように扱われている「様子を見守りましょう」「自立を待ちましょう」という対応だけでは、なかなか不登校問題は解決しないのです

また、「子ども扱い」をしても「気をつかいすぎる」という対応も中学生の不登校の子には通用しません。ただし、言葉の掛け方には十分に工夫の余地があるのです。指示・命令口調といった子ども扱いの対応は、思春期(反抗期)まっただ中の中学生の子には通用しないのですが、反対の「大人扱い」という対応には一定の効果が期待できます。ただ、度を超してしまうと「気をつかいすぎる」=「腫れ物あつかい」になってしまいます。微妙な加減が必要なのです。私どものカウンセリングでも中学生の不登校の相談を担当する場合「中学生の不登校ならばこんな対応」といった画一的な対応はありません。親や教師として「対応するからには『打てば響く』対応でなければならないのです」。その対応のヒントは日頃の家庭での過ごし方や親子の接し方、それに親子の何気ない会話の中にたくさんあるのです。不登校専門のカウンセラーが、各家庭・各不登校の子の決まったパターンを見つけだし、そこから不登校問題解決のアドバイス(対応の工夫や声かけの工夫)をさせていただくのです。

中学生の不登校といえども、中学二年生になれば「職場体験」、中学三年生になれば「修学旅行」「高校受験」と、一生の記憶に残るような大事な行事が控えています。うまくいけば、中学生ならではの行事を利用して、再登校へのきっかけづくりをすることもできますし、毎日の不登校・再登校というよりは、大きな行事の方が中学生の子にとっても意識が高まるものです。不登校のカウンセリングでは、この「行事の話題」をうまく利用することも考えていきます。

 

淀屋橋心理療法センター(https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)(←不登校・非行専門外来のページにリンクしています)

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