ひきこもりの相談で ニートの子どもを見守るだけでは・・・(発達しょがい アスペルガー)

Yさん(27歳 男性)は司法書士の資格を取るため勉強中です。大学卒業後企業に勤めましたが心機一転司法書士を目指そうと仕事を辞めて勉強を始められたそうです。

一年目二年目は失敗、今三回目の受験を目指しているところだそうです。しかしなかなか勉強に身が入らずだらだらゲームをしたりDVDを見たりする時間が増えてきました。そんな彼の姿を「息抜きする時間も必要だろう」と親御さんは暖かく見守っていらしたそうです。

ある日お母さんが食事の用意をしているとき「新しいゲームがほしいなー」とYさんが話しかけてきたので「短期バイトでもして買えば」と鍋をかき回しながら何気なく答えたそうです。その直後大きな音がして驚いて見るとリビングにあったPCをYさんが床に投げ落として、お母さんを睨み付け部屋にこもったそうです。それから全く口もきかないしお母さんが作ったご飯も口にしません。何気なく言ったたった一言が彼の逆鱗に触れたようです。

今まで一度もYさんがきれたり荒れたりしたことはありませんでした。とても仲の良い親子だったのです。Yさんの急変に戸惑い相談に来所されたケースでした。

今までこの親御さんは彼を応援し続け、追い詰めるようなことは一度もされていません。世間からみるといい年をしている息子を甘やかしていると陰口を叩かれているくらいだと言われていました。

親御さんは信念を持って息子さんを信じて応援し続けられていたのですが「息子にとっては自分の不甲斐なさ申し訳なさをより強く感じさせてしまったのかもしれません」と言われていました。

このようなパターンはほんとうによくあるのです。

淀屋橋心理療法センター