ゲーム依存の相談で 4 (発達しょうがい アスペルガー)

子ども達はどうしてもゲームに走りがちです。小学校低学年のお子さんならまだ親御さんの言うことを聞くでしょうが、思春期にさしかかると親の言う事を聞かないという愚痴があちこちで聞こえてきます。中学生、高校生にでもなればなおさらです。

中学2年生のK君はすっかりネットゲームにはまり昼夜逆転です。一晩中オンラインゲームをして陽も上りきった頃寝るそうです。そして目が覚めたらまたオンラインゲーム。

お母さんがスーパーで出会った同級生の親御さんに愚痴ると「うちもそうよ」という返事が返ってきたそうです。「うちだけネットゲームや昼夜逆転を叱っても他の子たちもそうなら意味が無い。一時止めたとしてもすぐ元の木阿弥でしょうね。このまま手をこまねいて見ているしかないのでしょうか。」という相談です。

K君が自分の気持ちの中から『○○高校に行きたいな。それにはそろそろ受験に備え規則正しい生活を送らないといけないな』という強い決意が自発的に出て来なければならないのです。しかし今のK君は「高校は入れればどこでもいいし勉強は嫌い。今は友達とのオンラインゲームの方が大事だ」という気持ちだそうです。本当は真面目だし強がっているだけだと親御さんも思っていらっしゃるのですが・・・。

ただ親や先生等が正論で諭してもなかなかそういう自発的な決意は出てきません。むしろ反発してしまう可能性が大きいのです。

では、今は親御さんは見ているしかないのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。彼にそういう強い決意が出てくるためにはK君を成長させなければいけないのです。地道に彼を成長させないとこのままの状態が続くことも十分予想できます。

彼自身が成長するためのキーワードは自発性でしょう。彼の中から自発性を引き出すとすればいろんなやり方があるはずです。そしてそれはゲームを通じてさえ出来るのです。正攻法で彼を説得できなくても身近にチャンスはあるのです。それに親御さんが気づかれて工夫を積み重ねていかれることが今後の大きな違いになってきます。

淀屋橋心理療法センター