高校生の不登校 公立高校での挫折

中学時代は成績優秀で部活動も一生懸命やっていた子が、そのまま進学校にすすんだところ、次第にトーンダウンし、やがて不登校になってしまう子がいます。勉強もとてもよくできるし運動神経も決して悪くないのにです。

最近では、公立高校でも文理学科を設置したり、有名私立高校なみに大学進学に熱を入れている高校が増えてきているようです。もはや共に進学実績でしのぎを削りあい公立・私立の区別が曖昧になってきている感じがします。

そんな中、高校受験をした子に思わぬ誤算が生じることがあります。有名私立高校なら入学前から厳しい勉強が待っているという心づもりができるものの、トップレベルの公立高校はどちらかというと私立よりは自由・ゆとりがあるといったイメージを抱いて入学する子もいるようです。ところが、入学するや否やすごいペースで勉強が進むのです。部活動が厳しい公立高校も少なくありません。

不登校になる子は、成績優秀ではあるものの、自分なりに一つ一つ納得しながら勉強を進めていくというスタイルの子が多く、勉強のペースがはやすぎると十分に納得できないままに次々と授業が進んでしまい、本来の勉強のスタイルが崩れてしまいます。ついには勉強に対する意欲や登校する意欲さえも失ってしまう子もいるのです。

<不登校の子に対する理解が深まるキーワード>

  • 納得
  • 心づもり
  • 自分のペース

淀屋橋心理療法センター
福田俊一(所長・精神科医)
小川和夫(不登校・非行専門カウンセラー

2012年3月16日