【不登校】修学旅行に行けなかった不登校の子

不登校 カウンセリング 小学6年生 中学3年生 高校2年生

不登校の子にとっての「修学旅行」

小学6年生、中学3年生、高校2年生・・・。この三つの時期に共通している大きな行事は、そう「修学旅行」です。今回は修学旅行に行けなかった小学6年生・中学3年生・高校2年生にスポットを当てたいと思います。修学旅行の行き先も高校生になると「海外・外国」というところも珍しくなくなってきたようです。

 

いくら不登校中でも修学旅行は一大行事。ぜひ一生の記念に修学旅行だけは行ってほしいと願う親御さん・担任の先生・クラスメートは多いと思います。もちろん「不登校中の本人も」と言いたいところなのですが、不登校中に修学旅行に行くというのは一大行事であるとともに、「一大ハードル」ということも言えます。ふだんは不登校なのに、修学旅行だけ参加するということに不登校中の本人自身が引け目を感じたり、「修学旅行だけ行ったら何かイヤなことをいわれるんじゃないか」と大きな不安を感じる子もいます。そういった理由もあり、修学旅行に行こう(修学旅行に行きたい)と考える子の中には修学旅行当日からではなく、数日前や出発前日から再登校する子もいます。こうして修学旅行に行きたい子の参加が実現すれば、修学旅行を機に「自信がついて再登校」という期待も生まれてきます。

 

一方、修学旅行に行けなかったからといって、親御さんや担任の先生が落胆するのは避けたいものです。もちろんクラスメートも同様です。「修学旅行に来れなかったんだから、学校に来る気がないんだ」「このままずっと再登校できないかも」と考えるのは早計すぎます。修学旅行は小学生なら一泊、高校生なら数日の泊まりがかりの行事で、しかもクラスメートと一日中密着しないといけない行事なのです。

 

不登校のカウンセリング治療では、不登校の子の対人関係・交友関係や、不登校になったきっかけや再登校できない原因などもしっかり見た上で「修学旅行」の扱い方を判断します。場合によっては、再登校のきっかけは「修学旅行」を外した方が得策ということもあるのです。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)