【不登校】親の対応で「夏休み」を有意義に過ごし新学期の再登校へ

<夏休み>を親の対応で新学期からの再登校のチャンスに!

子どもが不登校の場合でも、夏休みといえど新学期からの再登校を考えると親としてはオチオチ休んではおられません。一学期の間に対応で疲れ果ててしまったご両親も多いでしょうが、夏休みは生かし方によって新学期からの再登校につなげる絶好のチャンスなのです。 続きを読む

不登校と「ネット中毒(ネット依存症)」

不登校と「ネット中毒(ネット依存)」

よく「不登校の子はネットにばかり依存しているから、いつまでたっても不登校が治らないんだ」「ネット依存が長期化すると脳までおかしくなる」と言われます。また、「ネット中毒ネット依存)の子はキレやすい」と言われたり、「ネトゲ廃人(ネットゲーム廃人)というネット用語もあるぐらいです。

たしかに、夜型中心でネットをしている子は、朝起きに支障をきたすという理由で「夜中にネットをしているから朝起きられずに不登校(ネット依存が原因で不登校に)」と結びつける親御さんもおられますし、「(勉強もせずに)起きている間はずっとネットに依存している」という嘆きの声もよく聞かれます。

 

ただし、不登校のカウンセリング治療を通して言えることは、

「ネットの話題は使い方ひとつで良薬にもなる」ということです。

 

不登校中にネットをしている子の本音は様々です。不登校のカウンセリングを親御さんと一緒にすすめていると、意外とネットを有効利用できることがあります。ネットの話題をうまく利用して親子の関係が改善することもしばしばです。逆に、自分の親が頭からネットを否定していると子どもさんが感じるだけで、不登校再登校の話題をいっそう避けたがる子もいます。その意味では、親との会話や干渉を避けるためにネットに依存しているということはあるかもしれません。

不登校のカウンセリング治療では、ネット中毒(ネット依存)・スマホ依存・ケータイ依存は、不登校問題解決のために避けては通れない道(=話題)と言えるでしょう。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

高校生の不登校 公立高校での挫折

中学時代は成績優秀で部活動も一生懸命やっていた子が、そのまま進学校にすすんだところ、次第にトーンダウンし、やがて不登校になってしまう子がいます。勉強もとてもよくできるし運動神経も決して悪くないのにです。

最近では、公立高校でも文理学科を設置したり、有名私立高校なみに大学進学に熱を入れている高校が増えてきているようです。もはや共に進学実績でしのぎを削りあい公立・私立の区別が曖昧になってきている感じがします。

そんな中、高校受験をした子に思わぬ誤算が生じることがあります。有名私立高校なら入学前から厳しい勉強が待っているという心づもりができるものの、トップレベルの公立高校はどちらかというと私立よりは自由・ゆとりがあるといったイメージを抱いて入学する子もいるようです。ところが、入学するや否やすごいペースで勉強が進むのです。部活動が厳しい公立高校も少なくありません。

不登校になる子は、成績優秀ではあるものの、自分なりに一つ一つ納得しながら勉強を進めていくというスタイルの子が多く、勉強のペースがはやすぎると十分に納得できないままに次々と授業が進んでしまい、本来の勉強のスタイルが崩れてしまいます。ついには勉強に対する意欲や登校する意欲さえも失ってしまう子もいるのです。

<不登校の子に対する理解が深まるキーワード>

  • 納得
  • 心づもり
  • 自分のペース

淀屋橋心理療法センター
福田俊一(所長・精神科医)
小川和夫(不登校・非行専門カウンセラー

2012年3月16日

高校生の不登校「起立性調節障害」という理由を嫌う子

高校生の不登校なら、欠席日数が増えてくると「留年・進級」のことが問題になってきます。学校によっては「診断書を出すように」求められることもあります。怠学(怠け)ではなく病欠であるという証明のために必要であったり、進級判定会議の判断材料に用いられることもあるようです。

小学生や中学生でも同様に、「朝なかなか起きられない」子のことを心配して、ご両親が小児科や心療内科・神経科などのクリニックの受診することもあるでしょう。

そして、医師から「起立性調節障害」という診断名が下された場合、親御さんや学校の先生方の中には、怠けではなく病気なんだという意味で安堵感をもたれる方もいらっしゃいます。一方、ちゃんとした診断名にも関わらず、当の本人は「起立性調節障害」という言葉を嫌う子が多いようです。何人かにお聞きしたところ、「障害」という言葉が入っているのが気になるようです。

そのため、ヒトの目を気にする子どもさんの中には「起立性低血圧」という名称をクラスメートたちに使ってるようです。実際にはこのような病名もあるようですが、どうやら子どもさんは、自分なりに知恵をしぼって「まんざら嘘でもなく、かつ、聞こえの良い」病名を考えたようです。

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
不登校・非行専門カウンセラー 小川和夫

2012年7月26日