【不登校】高校を留年・退学した子への対応

せっかく高校に入学したものの、なんらかの事情で留年が決まったり退学したりと、親御さんにとって不本意な結果になってしまうことがあります。

「4月からどうしたらいいのか・・」はもちろんのこと、学年の途中でも「今からでも単位制や通信制の高校に変わったら三年間で卒業できるのでは・・」と、少なからず期待を抱いておられる親御さんも多いことでしょう。

淀屋橋心理療法センターでは、「親子の関わり方」を通じて、これらの問題を「親だけの判断」でもなく、「子ども任せ」でもなく、親子で一緒に相談できるような関係作りに力を注いでいます。

これまでさんざん試行錯誤され、苦労されてきた親御さんにとっては難しいと思われるかもしれませんが、当センターのカウンセリングで子どもさんの持ち味や性格がしっかりとわかってくれば、それに合わせて対応してやることで、徐々に子どもさんの口が軽くなり、やがて「高校どうしようかなー」「これからのことだけどなー」など、子どもさんの方から口火を切ってくれるようになることも。もちろん、親御さんから話の水を向けるならどんなタイミングでどんな切り出し方が良いか、カウンセリングの中でしっかり分析し、アドバイスさせていただきます。

不登校と非行のカウンセリング.png

淀屋橋心理療法センター(公式HP→https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行問題研究室長 ファミリーセラピスト・心理カウンセラー)

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【不登校】有名な病院で良くない診断を受けたり、心理テストで悲観的な結果を示された親御さんへ

淀屋橋心理療法センターには、名医と評判の医療機関やネット検索ですぐ出てくるカウンセリング相談機関での診察やカウンセリングを受診された後に来所される親御さんが意外と多いのです。

当センターでは、このような流れで来所される親御さんは「再登校への動機づけ=モチベーション」が高いと捉えます。すなわち、家族で試行錯誤したり、病院やカウンセラーの診断がおりた上で来所されるわけですから、すくなくとも「これまでの診察やカウンセリングでは解決していないか親御さんが示された治療法に納得できていない」ということがわかります。

当センターの無料の事前相談に親御さんが来所されると、これまでの治療やカウンセリングの経緯と共に「医師からの診断名」や「心理テストの結果」を教えてくださることがあります。

不登校専門カウンセラーにとって、これらの「情報」は当センターのカウンセリング治療を進める上でとても役立ちます。「この子は過敏性腸症候群を診断されて、整腸剤などの投薬をうけている」「この子は『発達障害』と診断され、「見守る対応」や「発達障害の子たちを受け入れてくれる施設」を紹介されている・・・。

淀屋橋心理療法センターでは、診断名や心理テストの結果は参考にしますが、治療法や解決法については、当センター独自の方法(淀屋橋流に発展させた家族療法)を用います。

特に「メンタル・心理的」な要因によるものは不登校専門外来のカウンセリングで十分治療が可能ですし、心理テストで「発達障害」と診断された場合は、親御さんの対応を工夫することで、社会適応が期待できたり、場合によってはその子の個性や活かした仕事をお勧めする場合もあります。世間一般の子と同じように、集団生活や競争社会で十分に他の子と渡り合えるというのは難しいこともありますが、「特定のタイプの人との限られた集団生活」や「他の人にはない個性的な特技や持ち味を活かした職業」に就くという方法も考えるわけです。

少なくとも、当センターでは「診断名」や「心理テストの結果」で、その子の人生を悲観するのは非常にもったいないことだと考えています。その子の持ち味をしっかり理解すれば、その子の活かし方が見えてくるものです。ただし、親御さんだけでは先入観が入りますし、身近な方や世間の一般論をヒントにすると、思いがけず悪い方向に向ってしまうこともあるのです。

その子の特性や持ち味をしっかり理解し、今後の対応や進路に活かす

これができるのは、親御さんだけだと言っても過言ではありません。当センターの「家族療法」は、親御さんが子どものためにどんなことができるのか。その子その子に応じた処方(対応)をお出しするのが、淀屋橋心理療法センターの使命であると考えています。

 

淀屋橋心理療法センター(https://www.yodoyabashift.com/)

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校専門外来カウンセラー)

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まさかうちの子も不登校になるのでは?【不登校チェックリスト】

メニューに「【不登校】まさかうちの子も不登校に?」を追加しました。

 

まだ不登校になっていないけど、「不登校になるのでは」と心配な親御さん

不登校ぎみの子どもさんの事でお悩みの親御さん向け。

子どもさんの日頃の様子をチェックし、親が調べるチェックリストです。

ぜひ、お試しください。 続きを読む

不登校になってスマホゲーム三昧

不登校の子がスマホゲームにはまり、夜中や朝方まで没頭しているケース=ネット依存が増えています。内閣府の「平成24年度青少年インターネット利用環境実態調査」によると、スマホ所有率が前年と比べ、小学生で7倍、中学生で5倍、高校生になると8倍と急増しているそうなのです。

スマホの中でも流行っているのがLINEやパズドラに代表されるスマホゲーム。パソコンのオンラインゲームと比べ、どこにでも持ち運べ、親の目を盗んで自室でスマホゲームやLINE・Twitterなどにふけることができます。

不登校の子の特徴の一つに「勉強・スボーツ・おしゃべり」など、クラスの子から一目おかれる特技をもっていない子が多いというのがありますが、不登校の子にとってはみんなが登校している間にスマホゲームを極める・進めることができるという意味で有利といえるでしょう。「クラスでは目立たない子、でも、ネットゲームの中では『神』」という称号を得る事ができるのです。

不登校のカウンセリング治療では、このようなメリットも視野に入れた上でカウンセリングをすすめます。我が子のスマホ依存・ゲーム依存・ネット依存に業を煮やした親御さんは「スマホを取り上げる・ゲームやパソコン禁止」と極端な結論に至りがちですが、スマホやゲームにはまる子の事情も汲んであげていただきたいのです。スマホ以外のことで夢中になれるものを見つけるのも良し、スマホやゲームの話題を親子で話すことで、親子間の気軽さを育むのも良し。不登校の子を再登校させるためには、時には我慢や不本意な対応も必要です。スマホの依存度や現状の親子関係によって、カウンセリングの進め方も違ってきます。ぜひ、一度専門家のカウンセリングを受けられた上で対応されることをお勧めします。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

 

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中学生や高校生に多い「非行+不登校」

【夏休み明けから不登校になった非行の子】

一学期は「不登校」だけが悩みだった子が、夏休みのうちに非行傾向に走り、とうとう新学期には茶髪・金髪・ピアスで学校に行こうとする子が急増します。まさに「魔の夏休み」すね。  続きを読む

期末テストを休んでしまった子【中学生・高校生の不登校】

期末テストを休んだ中学生・高校生

「えっ!、まさかテストも休むの?」。普通の授業の日を休むだけでも心配なのに、高校受験の内申書や進級・留年に影響を与える大事なテストまで休むとなると一大事。親として放ってはおくわけにはいきません。 続きを読む

新学期から不登校 身近に迫る高校生の留年への焦り

新学期から不登校・・・高校生の留年のピンチをどう乗り切るか

 

高校生の不登校は、小学生や中学生の不登校と違い、「留年」という避けては通れないハードルが設定されています。4月の新学期早々から不登校になって休みつづけている子は、6月から7月になると留年決定のピンチです。私立高校の場合は独自の留年判定基準があるようですが、留年基準の厳しい高校だと5分の1の日数を休んでしまうと留年というところがあると聞いたことがあります。また、高校によっては病院・クリニックなどの「診断書」を提出すれば、不登校の日数や留年の基準を配慮してくれるところもあるようです。

 

留年は一般的に「一年間の出席すべき日数のうち、何日休んだら留年」や「科目ごとに一定の日数(コマ数)を休んでしまうと、年間の登校日数は大丈夫でも科目の単位が認められず留年」といった、一定の留年判定基準があります。ただし、「科目の単位のうち○○単位までは落としても仮進級できる」「何単位落としても、年度末の職員会議まではわからない」といった、高校によっては留年の判断基準に違いがあるようです。

 

不登校の子は、大まかには留年決定の基準(タイムリミット)はわかっているかもしれませんが、「あと何日休んだら留年」といった正確なタイムリミットまでは把握できないでしょう。まして科目ごと(単位ごと)に「この科目はあと何日」と計算するのは、不登校中の高校生にとっていっそうハードルが高いといえます。また、いくら自分の子どもの不登校や留年が心配でも、親御さん自身が留年の判定基準を把握したり「留年まであと○日」と計算するのも難しいと思います。

 

そんな時は、早めに担任の先生に相談されることをおすすめします。担任の先生によっては「まだまだ大丈夫ですよ」「今からそんな心配しなくていいですよ」と、留年のことを気にしないようにとおっしゃる先生もおられます。しかし、漠然と「まだ大丈夫」と言われても、親にとっても不登校の子にとっても、心づもりができないだけに不安です。不登校の子の中には、正確な留年のタイムリミットをきいて「やばい!」と慌てて再登校しだす子もいます。また「○月○日までには再登校しなくちゃ」と留年のタイムリミットがわかるだけでも、自分なりに登校しやすいタイミングを留年ギリギリまでに考えるチャンスも生まれてくるのです。

 

事前に予告もなく「留年が決定しました」という事態だけはなんとしても避けなくてはなりません。留年は人生の中でももっとも大きな危機(ピンチ)の一つです。しかも、心づもりができないうちに留年が決定してしまうと、それがトラウマになって後々までひきずったり、ひきこもりのきっかけになることもあります。生徒手帳をしっかり見直したり、担任の先生に「いつになったら教えてもらえますか?」など、家族は留年のタイムリミットを知りたい・気にしているという意向をしっかり伝えましょう。ただし、留年決定のタイムリミットを不登校の本人に伝えるタイミングは慎重に考えなければなりません。(留年のタイムリミットを)早めに伝えた方が良い子、遅めに伝えた方が良い子と、不登校の子のタイプによっては使い分ける必要があるのです。淀屋橋心理療法センターの不登校のカウンセリングでも、子どもさんのタイプやこれまでの不登校の治療経験などと照らし合わせ、不登校の本人に伝えるタイミングを図っています。

 

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

 

 

不登校と「ネット中毒(ネット依存症)」

不登校と「ネット中毒(ネット依存)」

よく「不登校の子はネットにばかり依存しているから、いつまでたっても不登校が治らないんだ」「ネット依存が長期化すると脳までおかしくなる」と言われます。また、「ネット中毒ネット依存)の子はキレやすい」と言われたり、「ネトゲ廃人(ネットゲーム廃人)というネット用語もあるぐらいです。

たしかに、夜型中心でネットをしている子は、朝起きに支障をきたすという理由で「夜中にネットをしているから朝起きられずに不登校(ネット依存が原因で不登校に)」と結びつける親御さんもおられますし、「(勉強もせずに)起きている間はずっとネットに依存している」という嘆きの声もよく聞かれます。

 

ただし、不登校のカウンセリング治療を通して言えることは、

「ネットの話題は使い方ひとつで良薬にもなる」ということです。

 

不登校中にネットをしている子の本音は様々です。不登校のカウンセリングを親御さんと一緒にすすめていると、意外とネットを有効利用できることがあります。ネットの話題をうまく利用して親子の関係が改善することもしばしばです。逆に、自分の親が頭からネットを否定していると子どもさんが感じるだけで、不登校再登校の話題をいっそう避けたがる子もいます。その意味では、親との会話や干渉を避けるためにネットに依存しているということはあるかもしれません。

不登校のカウンセリング治療では、ネット中毒(ネット依存)・スマホ依存・ケータイ依存は、不登校問題解決のために避けては通れない道(=話題)と言えるでしょう。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

ゴールデンウイーク(G.W.)明けから不登校に

楽しいはずのゴールデンウイーク、息抜きのためのゴールデンウイーク。

子どもさんの不登校で悩んでおられた親御さんも、ゴールデンウイークを機に、「しばらく休養できた」ことだし、「他の子も連休」で休んでいたことだし、「不登校問題解決」「再登校スタート」と、期待しておられた方も多いことでしょう。

ところが、一年を通じて淀屋橋心理療法センター不登校の相談のお電話がもっとも多いタイミングが、実はゴールデンウイーク明けから不登校なんです。

しかも・・・

★3月まで不登校だったのに、4月から見違えるように頑張って再登校している子

★中1や高1など、学校の変わり目で急に部活動に精をだし始めた子。

★4月の新学期早々から友達づくりのために、一人でも多くの子と仲良くしようと頑張った子。

★新学期から、誰よりも早く登校していた子。

★新学期になって、急に予習・復習など勉強に力を入れだした子。

・・・と、今まで以上に頑張ってきた子が多いのが特徴です。しかも、上の例はほんの一例です。ただ、不登校だった子も、ずっと登校していた子も、ゴールデンウイークを境に、急に不登校が始まったり、不登校状態に戻ってしまう子が意外と多いのです。

淀屋橋心理裏療法センターでは、単に不登校になった原因追究するだけでなく、新学期からゴールデンウイークまでの過ごし方や、その子の学校での振る舞い方、それに、その子の性格まで視野に入れた上で、これからの対応策を考えていきます。

また、これも淀屋橋心理療法センターの特徴ですが、対応の主役は「親御さん」「ご両親」なのです。いろいろな角度から不登校専門のカウンセラーが不登校の原因再登校ための条件を探しだし、親御さんに「対応の方法=コツ」としてアドバイスします。やはり、一日も早い再登校を望まれるなら、早めにカウンセリングにかかり、適切な対応をとってやることです。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

 

高校生の不登校は早期対応が重要

高校生の不登校は早期対応が重要

早期対応で解決率も大幅にアップ

高校生の不登校は小学校や中学校とちがってタイムリミットがあるのが特徴です。また、不登校が長引くと家族(親や兄弟姉妹)との対立に頭を悩ませることになります。再登校をせかしたところで子どもの考えはまとまらないし、かといって不登校状態のまま何カ月も元気にならない子どもにしびれをきらしている親御さんも少なくありません。

高校生の不登校は何といっても「留年」決定までのタイムリミットが決まっているため、じっくりとカウンセリング治療をするためにも、不登校の兆候がみられたらすぐにスタートした方が良いのです。それが家族関係の悪化や不登校の長期化をふせぐ大切なコツなのです。とくに今休み始めたばかりの子なら、「早期対応→早期解決」が期待できます。子どもがしっかりと不登校という困難をのりきる力をつけられるよう、両親も本人も準備をしておいたほうが良いでしょう。「見守りましょう」「本人にまかせましょう」では遅すぎます(再登校への対応が後手に回ってしまいます)。

淀屋橋心理療法センターでは不登校の早期対応プログラムを実施し、成果をどんどんあげています。数年前から各症状ごとに専門のカウンセラーを置き、専門外来制にしていまする。「不登校専門外来」もその一つです。

「今日行かなかった、明日ももしかしたら」と、我が子の不登校がご心配な場合は、早めにご相談ください。不登校は人生の危機です。この危機管理の原則は、最悪を考え適切な行動をとることです。当センターは早期対応プログラムにそって、解決のお役にたてると思います。もちろん親御さんだけでもご相談ください。不登校は早期対応と慢性期の対応がちがいます。この違いをしっかりと頭に置いてカウンセリングをすすめていきます。高校生の不登校を早期対応できる期間はほんのわずかです。タイミングをはずさないことが何よりも大切です。

高校生の不登校 公立高校での挫折

中学時代は成績優秀で部活動も一生懸命やっていた子が、そのまま進学校にすすんだところ、次第にトーンダウンし、やがて不登校になってしまう子がいます。勉強もとてもよくできるし運動神経も決して悪くないのにです。

最近では、公立高校でも文理学科を設置したり、有名私立高校なみに大学進学に熱を入れている高校が増えてきているようです。もはや共に進学実績でしのぎを削りあい公立・私立の区別が曖昧になってきている感じがします。

そんな中、高校受験をした子に思わぬ誤算が生じることがあります。有名私立高校なら入学前から厳しい勉強が待っているという心づもりができるものの、トップレベルの公立高校はどちらかというと私立よりは自由・ゆとりがあるといったイメージを抱いて入学する子もいるようです。ところが、入学するや否やすごいペースで勉強が進むのです。部活動が厳しい公立高校も少なくありません。

不登校になる子は、成績優秀ではあるものの、自分なりに一つ一つ納得しながら勉強を進めていくというスタイルの子が多く、勉強のペースがはやすぎると十分に納得できないままに次々と授業が進んでしまい、本来の勉強のスタイルが崩れてしまいます。ついには勉強に対する意欲や登校する意欲さえも失ってしまう子もいるのです。

<不登校の子に対する理解が深まるキーワード>

  • 納得
  • 心づもり
  • 自分のペース

淀屋橋心理療法センター
福田俊一(所長・精神科医)
小川和夫(不登校・非行専門カウンセラー

2012年3月16日

高校生の不登校「起立性調節障害」という理由を嫌う子

高校生の不登校なら、欠席日数が増えてくると「留年・進級」のことが問題になってきます。学校によっては「診断書を出すように」求められることもあります。怠学(怠け)ではなく病欠であるという証明のために必要であったり、進級判定会議の判断材料に用いられることもあるようです。

小学生や中学生でも同様に、「朝なかなか起きられない」子のことを心配して、ご両親が小児科や心療内科・神経科などのクリニックの受診することもあるでしょう。

そして、医師から「起立性調節障害」という診断名が下された場合、親御さんや学校の先生方の中には、怠けではなく病気なんだという意味で安堵感をもたれる方もいらっしゃいます。一方、ちゃんとした診断名にも関わらず、当の本人は「起立性調節障害」という言葉を嫌う子が多いようです。何人かにお聞きしたところ、「障害」という言葉が入っているのが気になるようです。

そのため、ヒトの目を気にする子どもさんの中には「起立性低血圧」という名称をクラスメートたちに使ってるようです。実際にはこのような病名もあるようですが、どうやら子どもさんは、自分なりに知恵をしぼって「まんざら嘘でもなく、かつ、聞こえの良い」病名を考えたようです。

淀屋橋心理療法センター
所長 福田俊一
不登校・非行専門カウンセラー 小川和夫

2012年7月26日

不登校チェックリスト(対人恐怖・対人緊張症の方用)

【不登校】対人恐怖症(対人緊張)チェックリスト

不登校のカウンセリングのご相談の中で、特に人づきあいの苦手な対人恐怖症(対人緊張)に悩む中学生・高校生・大学生は、年々増加の傾向にあります。公的な相談機関や他のカウンセリング機関によっては社会不安障害(S.A.D.)や発達障害という診断をくだされる場合もあります。

「うちの子は友だちが少ないなー」「休みの日はいつも家にいるなー」「にきびや一重まぶたとか、顔のことをよく気にする子だなー」など、人づきあいの少なさや自分に対するコンプレックスが強いなーと、わが子のことが気になったことはありませんか。以下のチェックリストは、当センターのカウンセリングで対人恐怖症の方が該当しやすい項目です。子どもさんにあてはまるチェック項目は多くありませんか?

※【親御さんへ】子どもさんに次のような傾向は見受けられませんか?

上記の項目は、これまでに淀屋橋心理療法センターに不登校のカウンセリングの相談に来られた方々で、とりわけ、対人関係の苦手意識自分自身へのコンプレックスの強さが再登校のさまたげになっている方々の特徴の一部です。不登校の背後に何が隠れているのか、このようなチェックリストやカウンセリングで特定することも再登校への近道です。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)

不登校のカウンセリング現場から

淀屋橋心理療法センターの不登校のカウンセリングの経験から

【不登校】を様々な角度から説明してみたいと思います。

 

■どんな子がどんな時に不登校になりやすいの?【不登校の原因とは】

長年のカウンセリングの経験から、ふだんから「気をつかいすぎる子」「超ガンコな子」「人の目を気にしすぎる子」「一つのことに没頭しやすく、いくら言ってもやめない子」「細かなことを気にしすぎる子」「人づきあいが苦痛な子」「あまのじゃくな子」・・・等の傾向の子が不登校の子に多いようです。しかし、これだけで不登校になるわけではありません。これら一つ一つの持ち味については何の問題もない、むしろ、良い持ち味とも言えます。ここに様々な直接的なきっかけ(注1)が加わることで、不登校になってしまう子が多いようです。

(注1=成績がガタッと落ちて先生や親に叱られた、学校で大きな恥をかいた、友達と喧嘩した、クラブでレギュラーから外された、自分のせいで試合に負けてしまった、骨折してクラブができなくなった、今まで順調だった宿題がこなせなかった、睡眠不足が重なった、体育祭や文化祭で張り切りすぎた、失恋をした・・・等)

[特徴的な性格・タイプ]+[突発的なマイナス要因]=[不登校]

 

■不登校状態とは?

当センターでは「本人の抱えている登校不安が強いままの状態がつづき、自分一人では思ったような解決策や結論が見いだせず、かといって開き直ることもできずに悶々としている状態」と考えます。

【周囲の人のサポート】によって、【本人がどんどんパワーアップ】したり、
【身近に良き理解者や味方】ができることで【安心感や心強さ】を感じるようになり、【どんな大きな不安にでも向き合える力】がついてきます。

そして、トコトン悩み抜いた末、「よし!、こうしよう」「(気になるけど)もういいや!」と、自分なりに納得のいく答えがでた時こそ【再登校のチャンス】なのです。

 

■不登校って病気なの?

当センターでは不登校は人間ゆえの危機・ピンチととらえています。様々な要因が複雑に絡み合っていますので、薬(注2)を服用すれば簡単に解決するというものでもありませんし、機械が故障した時のように一度止まってしまえばずっと停止状態というわけでもありません。ですから、不登校のカウンセリングも慎重にデリケートに判断しながら進める必要があります。

人間が危機状態に陥った場合、あれこれ試行錯誤したり右往左往したりと、たえず苦しみ悩みつづけます(不登校中の試行錯誤)。当然、最初の不登校の原因と現在の不登校の原因が違ってくることもよくあります。また、中には表面的に「この子は本当に悩んでいるの?、怠けているようにみえるけど・・」と見える子もいます。それは「S.O.S.の出し方がわからない子・出しにくい子」「実際には弱気なのに強がっている子」なのかもしれません。当センターのカウンセリングでは、不登校の子の特徴から「タイプ別」に分けて対応していますが、そんな子たちは日頃から気をつかいすぎる「心身症タイプ」の子や、「つっぱり系・ガンコ系=非行タイプ」の子なのかもしれません。

(注2)イライラした気もちを薬で抑え、親子で冷静に話し合える状態をつくったり、落ち込みすぎた気もちをコントロールし、しっかりと悩めるようにするなど、薬と心理療法と併用すると効果的な場合が少なくありません。

 

■不登校になって三年だから、再登校できるまで三年かかるってホント?

不登校のカウンセリングでも「早期対応→早期解決」は確かに言えますが、解決までの時間(期間)はあくまでケースバイケースです。実際の当センターのカウンセリングでは、長期化した不登校でも早い場合(最短)で3回から5回ぐらいで再登校しはじめる子がいます。もちろん3回のカウンセリングで再登校できるのは異例の早さです。

不登校のカウンセリングで再登校できた子を分析してみると、「この子は励ましじゃなく、不安なことや悩んでいることに理解を示してほしかったんだなー」「今回の再登校は、ちょうどキリの良いタイミングだったんだなー」「見守るだけじゃなくて、友達や担任などの積極的な声かけが必要だったんだなー」「自分だけでは決心がつかなくて、先生からひと押ししてほしかったんだなー」など、その子によっては再登校に必要なポイント(ツボ)が違うんだなーと感じます。

一方、カウンセリングに頼らず、その子に合わない対応を続けていたり、親御さんがあきらめ半分で対応していると、再登校までいくらでも時間はかかってしまいます。不登校のカウンセリングにかかる目的は「うちの子はどんなタイプで、どんな対応が合うのだろうか」「親はどこまで積極的に関われば、担任やクラスメートにはどんな協力を求めれば良いのだろう」といった、客観的な立場で判断するということでもあります。

もちろん、まだまだ世間では主流のようですが、何もせずに「見守る」ことや、「自主性が出るまで待つ」という対応は、当センターの不登校のカウンセリングでは対応が「後手」にまわるため、おすすめしておりません。

 

■再登校させるためには、まずは生活習慣づくり?

カウンセリングに通われている方からもよく相談を受けするのですが、「日ごろから『早寝早起き』『三度の食事』などの生活習慣を身につけておくべき」「自分の部屋はいつも整理整頓させるべき」「せめて挨拶ぐらいはしっかりできるようにしておくべき」など、不登校の子に対しての躾や生活スタイルに関係する意見が多いようですが・・。

もともときっちりしていた子や、決まったパターンで生活している方が心地良さを感じる「几帳面タイプ」の不登校の子ならば向いているかもしれません。几帳面タイプは几帳面な生活をしている方が気もちが落ちつき、前向きな気もちも芽生えてきやすくなります。

しかし、現実はそう簡単ではありません。不登校の子に生活習慣を身につけさせようとして失敗をくりかえし、再登校どころか親子の関係がいっそう険悪になってしまったり、半ば再登校をあきらめかけた状態になってようやく「この方法ではダメだ」と、不登校のカウンセリングをスタートされる親御さんも多いのです。

 

淀屋橋心理療法センター

所長 福田俊一

担当 小川和夫(不登校・非行専門外来カウンセラー)